父さんの頭を蹴った話
怒られるときは大体わたしが悪い
このときももちろん私が悪かった
でも私としてはただいたずらでちょいっと頭を突っついたつもりだった
まあそれが足だったから不味かったんだろう
父さんが床で筋トレしているときにリトルケイはくすくす笑いながら実行した
父さんは瞬時に鬼の顔になり
こりゃまずいと思ったリトルケイは泣き叫びながら
自分のベッドの下に滑り込んだ
もちろん足をつかまれ引きずりだされてそのあとはご想像にお任せする
愚かなリトルケイ、22歳になってもあの時のことは忘れられない
余程怖かったんだろうねえ